受験生必見!!入試に最適な3ステップ勉強法とは!?集中学習と分散学習

勉強

前回ご紹介した集中学習とは、学習したことをすぐに復習するという勉強方法です。
もし今日勉強したことについて明日テストがある場合や新しく勉強したことを長期記憶する前の段階である短期記憶としてまずは定着させるためにはこのような方法がとても効果的でしょう。
では、テストまでまだ時間がある場合はどのように復習したらよいでしょうか?
また、入学試験や語学試験のように、復習しなければならない範囲がとても広い場合はどのようにしたらよいでしょうか?
テスト直前にすべての範囲を復習することは不可能ですから、復習のための計画を立てる必要があります。
効率的に復習をするためには、どのような計画を組めばよいでしょうか?
今からはこんな問題に取り組んだ心理学実験を紹介していきます。

勉強した後、復習をするベストなタイミングとは!?

今からはアメリカの研究グループにより発表されたものをご紹介させていただきます。
実験参加者は、歴史的な事実を覚える学習(全5問)に取り組みました。
学習後しばらくしてから復習をしましたた。
「学習から復習までの時間」を「間隔1」と呼びます。
復習では、全く同じ問題を学習しました。
復習後、しばらくたってから、どれくらい覚えているかをテストしました。
この「復習からテストまでの時間」を「間隔2」と呼び、7日と3日の2通りとしました。
間隔1と間隔2の長さによって、参加者をいくつかのグループに分けました。
いろいろな国から、総勢1354名がインターネットを通して実験に参加しました。
結果 は「間隔2」が7日のグループは、復習を数日以内にすると得点が高いことがわかりました。
「間隔2」が3日のグループは、復習をおよそ0日後に行うと得点が高いことがわかりました。
また、「間隔1」が「0日」のとき、つまり学習後にすぐ復習を行う「集中学習」は、どちらのグループでも最も効果がありませんでした。

勉強の効率を上げる復習のタイミング

テストの得点が一番高くなる、ベストな復習のタイミング (間隔1)はいつでしょうか?
その答えは、よい得点が得られる「間隔1」と「間隔2」は互いに関連し合っている、ということです。
つまり、復習とテストとのタイミング (間隔2)が変われば、学習と復習とのタイミング (間隔1)も変わります。
研究結果から、間隔1と間隔2の割合をおおむね1対4程度にするとよいことがわかります。
この実験からもう1つ重要なことが読み取れます。
それは、たとえ最適なタイミングを逃したとしても、復習の効果はとても大きいということです。
「復習からテストまでの時間」、つまり「間隔2」が8日のグループを見ると、学習から約10日後の復習が最も効果的です。
しかし、そのタイミングを逃して、たとえ20日後に復習してもそれなりに高い点数がとれるのです。
このように、時間をあけて学習することを「分散学習」と呼びます。分散学習によってもたらされる効果、すなわち「分散効果」はとても強力なのです。

勉強の復習をする最適な間隔とは!?

それでは、試験までに何回も復習する機会がある場合、どのようなタイミングで復習を行えばよいでしょうか?
以前は、「復習は、均等な間隔で行うよりも、徐々に間隔を延ばしていく方が効果的だ」と考えられてきました。
というのも、内容の理解や記憶が曖昧なときは頻繁に復習し、理解度が高まってきたら復習の間隔をあければよいという考え方が直感に合っていたからです。
しかし、2007年の実験では、
「徐々に復習の間隔を延ばす復習法がよい」
というこれまでの考え方が必ずしも正しくないことを明らかにしています。
こちらの研究についてみてみましょう。
実験参加者は、単語を覚える学習を行いました。
その後、間隔をあけながら、復習のための小テストを3回行いました。
※テスト効果についてはこちら
3回目の小テストの10分後、あるいは2日後に最終テストが行われました。
復習の間隔は徐々に延ばす、あるいは均等としました。
結果は最後の復習(小テスト3)と最終テストの間が2日の場合
「復習の間隔を延ばす方法 」よりも「均等に復習する方法」の方が最終テストの点数が高くなることがわかりました。
なぜ均等に復習する方がよいのでしょうか?
実は、はじめに復習をするタイミングがポイントだったのです。
勉強をしてからはじめの復習 (小テスト1)までの期間を見ると、「復習を均等にしている方法」の方が「徐々に間隔を延ばしていく方法」よりも長くなっています。
学習後すぐに復習する集中学習は直近のテストには効果が高いですが、入学試験や資格試験のような勉強をしてからかなり先に行われるようなテストには効果がありません。
「徐々に間隔を延ばす方法」は、集中学習を行っていたために最終テストまでの時間がのびたときに効果が弱まってしまったというわけなのです。
今期界の研究結果より、復習の間隔を「徐々に延ばす」のと「均等にする」のでは「均等にする」方が長期間記憶する効果が高くなることがわかりました。
つまり均等に復習をしていく勉強法が入試のような出題範囲が非常に広いテストには効果が高いこということになります。

入試に最適な勉強法(まとめ)

前回と今回で集中学習分散学習について入試の勉強法をお伝えしてきました。
まとめとして入試勉強にとって一番最適な方法とは、

① 新しく勉強した内容は「集中学習」により、「短期記憶」として学習を定着させる。
② 勉強の復習をするタイミングとしては、模試までの期間の4分の1の時期に1度復習をはさむ。
③ 勉強の復習をする間隔は「均等」にする。

この3つのステップは科学に基づいた勉強法なのでほとんどの人にとって効果が高い勉強法となります。
今まではなんとなく好きなように勉強をしていた人も古い勉強法を実践していた人もこれからもドンドン新しい科学的に実証されている勉強法をお伝えしていきますので楽しみにしていてくださいね。

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