あなたは間違っている!?勉強の効率を上げる正しい答え合わせの方法

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あなたはテストを受けたときにどうやって答え合わせをしていますか?

私が講師として働いていたときには結構男の子で「めんどくさいから答え合わせはしない!」っていう生徒さんもいましたし、ただ丸付けをするだけの生徒さんや解き直しまで完璧にやっている生徒など答え合わせ1つをとっても色々な方がいました。
今からお話させていただく答え合わせについては多肢選択式テストというテストの答え合わせについてです。
といっても多肢選択式テストという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
多肢選択式テストとは、
「米国カリフォルニア州の州都は【 】です。カッコに当てはまる都市名を次の1~4から選びなさい」
といったように、問題に書かれている複数の選択肢の中から正解を選ぶタイプの問題です。
「この方式のテストは「大学入試センター試験」資格試験のマークシート方式のテストなど、重要な試験でも用いられています。
このタイプの問題を使って自分で復習のための小テストを行う場合、その答え合わせにはちょっとした秘訣があります。
どのような答え合わせが有効な勉強方法につながるのでしょうか。
多肢選択式テストが複数問、例えば42問あったとしましょう。
この42問を全部解き終わってから、最後にまとめて答え合わせをするかもしれませんね。
あるいは、1問ずつ答え合わせをしていくかもしれません。
直感的には、どちらの答え合わせの方法でもそれほどの違いは感じられません。
ところが今からご紹介する研究から、多肢選択式テストのあとどのように答え合わせをするかにより最終テストでの得点が変わってきてしまうことがわかったのです。

多肢選択式テストの答え合わせ実験

今回の実験参加者(72名のアメリカ人大学生)はまず4つのグループに分け、歴史に関する勉強をします。
この実験参加者たちは最終テストに向けて、多肢選択式の小テストにより復習をしました。
グループ分けについては小テストにおけるその答え合わせの方法(および小テストをするかしないか)の違いにより分けられることになりその分け方とは、
グループ1:「何も復習しない」
グループ2:「多肢選択式テスト(化問)による復習を行うが、答え合わせはしない」
グループ3:「多肢選択式テストを1問解くたびに答え合わせを行う」
グループ4:「多肢選択式テストをすべて終えてから答え合わせを行う」
としました。
そしてその1週間後に、各グループとも勉強した内容について最終テストを受けました。
さて、どのグループの成績が一番よかったでしょうか?
結果はグループ4であるテストをすべて終えてから答え合わせをしたグループが、最終テストで最も高い点数をとりました。

勉強の効率を上げるテスト効果

先ほどの実験結果をみると、当然かもしれませんが、一番成績が低かったのは、小テストによる復習をしなかったグループ1です。
次に低かったのは多肢選択式の小テストを復習としてしたけれども、答え合わせをしなかったグループ2でした。
しかし、注目してほしいのはこのグループ2は答え合わせをしなかったにもかかわらず、小テストを受けなかったグループ1よりも3倍も高い得点をとっていることです。
このように「テストを受けるだけで学習効果が上がる」効果をテスト効果と呼びます。
このテスト効果は、分散効果と並びとても強力です。
学習における絶対確実な二大効果と言えるでしょう。
テスト効果については次回詳しく説明していきますのでお楽しみに♪

あなどれない、答え合わせ

では、どのような答え合わせの方法が最もよかったのでしょうか?
1問終わるたびに正解をチェックしたグループ3よりも、最後にすべてを答え合わせしたグループ 4の方が、最終テストの成績がよくなりました。
つまり、「答え合わせはまとめて最後にすると良い」という結果が得られました。
この実験には大学生が参加しました。
また、1問ごとに答え合わせをするグループ、最後に答え合わせをするグループ、あるいはまったく答え合わせをしないグループといったように、実験参加者をグループ分けしました。
ここでまた疑問がわいてきます。
小学生が実験に参加したらどのような結果になるでしょうか?
年齢によって効果は変わるのでしょうか、また、実際の教室で授業中に実験を行ったらどうなるでしょうか?
もし一人の参加者がすべての実験条件を試したら、やはり遅れて、つまり最後にまとめて答え合わせする方が有利でしょうか、それとも効果は人それぞれで違うのでしょうか?
こういった疑問に答えるために行われた実験を紹介します。
では、今からはアメリカで行われた実験を見ていきます。
この実験の参加者は小学6年生で、通常の授業時間内に教室で行われました。
各実験参加者は、答え合わせに関する3つの条件(0答え合わせなし、「すぐに答え合わせ、「遅れて答え合わせ)すべてに参加しました。

勉強の効率を上げる正しい答え合わせの方法

ではさっそく結果を見ていきましょう。
最終テストの成績は「遅れて答え合わせをする」という条件で一番よくなりました。
多肢選択式テストの答え合わせの実験結果と併せて考えると、やはり多肢選択問題の答え合わせは最後に行う方が、最終テストに対する効果が高いといえます。
なぜすぐに答え合わせするよりも効果が高いのか、その理由は2つあります。
その1つは、前回にご紹介した分散学習の効果です。
つまり、同じテーマを学習するのであれば、続けて行うよりもしばらく間をあけて行う方が効率がよくなります。
答え合わせを時間をおいてあとで行うということはまさに分散学習をしていることになります。
テスト効果と分散効果を組み合わせると最強の勉強方法になります。
テスト効果については次回にくわしくご説明させていただきます。
そして、分散効果はその適用範囲がとても広く、勉強やスポーツ、音楽などいろいろな場面で力を発揮します。
これらをまとめて「バラバラの法則」として今後おつたえしていきますね♪
もう一つの理由は、答え合わせを遅らせている間に多肢選択問題において自分が選んだ誤った解答を忘れる時間ができるということです。
このために答え合わせの効果が高まるのです。

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