あなたの勉強法はどっち?手を使うor目を使う

勉強

手を動かすと、よく記憶できる

私が予備校の講師だったころは数学を指導してきていたが、実は学生だったころは暗記科目が得意で、入試でも得点源になってくれました。
その時は、こんな方法で勉強をしていました。
まずは、板書の内容や教科書、参考書を、声に出して読みながらノートに書き写すこと。
歴史では、年号や人の名前、出来事を、古文や漢文では原文をまとめながら書き写しました。
それも1回だけではなくて、時間の許す限り何回も中学生のときに自分なりに考え出した処強法でした。
実はとても大変な強法ですし、試験範囲が広いと時間が足りなくなることもありました。
それでも効果はバツグンでした。
なぜみながら書き写すことがその後のテストに効果的なのか、当時の自分にはそのわけがわかりませんでした。
しかし、その後の研究における発見から、この勉強法が効果的な理由が判明しています。
その発見とは、「手で文字を書くこと」と「読むこと」とは密接に関係している、ということでした。
中国とアメリカのグループによる研究を紹介します。
研究を見てください。

読む能力と書く能力の関係性

多数の小学生(7~11歳)が実験に参加しました。
書く能力としては、多数の漢字を短時間にどれくらい正確に写して書けるかを調べました。
読む能力としては、多数の漢字を短時間にどれくらい正確に、かつ速く読めるかを調べました。
手で文字を正しく書ける能力が、読む能力と強く関係していました。

歴史、語学、理科、すべての記憶に役立つ

実験結果から、正しい書き順でしっかりと漢字が書ける場合にはそれをよく読めて、正しく書けない人は上手に読むことができない、ということがわかります。
私たちの脳には「手の動き」に関する記憶が備わっており、その記憶がしっかりしていれば、読む能力も向上する、ということです。
よく読めれば理解度も高まり、よく記憶できるでしょう。
「歴史や古文で私の勉強法がうまく働いた理由は、この「手の動きの記憶」を活用したからなのです。
最近行われたいろいろな研究から、手を動かすことの効用は、もっと広いことがわかっています。例えば、理科や算数(数学)の場合。
教科書や参考書に出ている図やイラストを自分で描き写すだけで、それに関する記憶や理解が深まることがわかっています。
このように、手を積極的に動かす方法は歴史や語学だけでなく、その他の教科でも有効活用できるのです。
前回では、書く時に欠かせないノートがどのように役立つか解説していたのでこちらもしっかりとチェックしておきましょう!

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