『効果が高い勉強法』アクティブラーニングとは⁉

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真に効果が高い勉強法には、共通する1つの特徴があります。
それは「アクティブラーニング」というものです。
アクティブラーニングとは、授業を聞きながらノートをとるような受け身の姿勢ではなく、進んで頭を使いながら積極的に学ぶ手法のことです。
数十年におよぶ研究データによると、効果が高い勉強法は、アクティブラーニングの要素を含んでいるものが非常に多いそうです。
私が今回オススメするのは、『アクティブすぎるほどのアクティブラーニング化』です。

アクティブラーニング化の2大ポイントとは⁉︎

アクティブラーニング化の2大ポイントは、「想起」と「再言語化」です。

1つ目の「想起」は、「思い出すこと」です。人間の脳に情報を刻み込むのに最適な時期は、思い出す作業をした直後になります。模試(テスト)を何度も受けたほうがいいというアドバイスが科学的に正しいのは、必要な情報を思い出そうとして、脳がよい方向に強化されるからです。勉強法を見直すときは、「思い出す作業をどこかに組み込めないか」と考えるとよいです。

2つ目の「再言語化」は、「自分の言葉に置き換えること」です。これは何かを記憶するよりも、何かを理解するときに大事になります。

たとえば、英語の「on」という前置詞の使い方を理解したいとします。辞書的な用法をそのまま覚えたり、「on the desk」などのフレーズを丸暗記したりしていないでしょうか。これでは応用が利かないのです。一方、「onとは、具体的なものに限らず、何かに接触していること」などと、自分の言葉で表現すると、理解がしやすくなります。このように、「わかりやすく言い換えるとどうか」と考えることが、アクティブラーニングの基本です。

想起テク①【クイズ化】

ここからは、学習において最も大事な「想起」を使いこなすためのテクニックを紹介します。それは、「クイズ化」「分散学習」「チャンク化」の3つです。

まずは「クイズ化」であす。覚えたい情報をクイズにして、自分の記憶度をテストする方法です。代表例は単語カード、模擬テストなどです。これらを行うと、単にテキストを再読したときと比べて、約50~70%も記憶の定着率が上がることが明らかになっています。

著者のおすすめは、テキストを1ページ読んだら本を閉じて、読んだばかりのページに何が書かれていたかを思い出す方法です。想起の回数が多いほど、記憶に残りやすいのです。そのため、資格試験の公式テキストなどの基礎的なテキストを読むときほど、細かいクイズ化を心がけるとよいでしょう。

科学的に最強の勉強法とされる「テスト」も、毎日のように行うべきです。おすすめは、自分でテストの問題をつくることです。まずは、勉強中に覚えたい箇所があったら本を閉じる。次に、その情報を思い出しながらクイズに変換してみる。ノートに答えを書いて折り、折り返し部分に問題を書いておく。これによりアクティブラーニング化が進むうえに、内容をかみ砕く過程で、テキストの理解度も深まることが期待できるのです。

想起テク②【分散学習】

想起の2つ目のテクニックは、「分散学習」である。これは「復習の間隔を少しずつ伸ばす」ことです。

分散学習の精度を高めるには、記憶の薄れるタイミングで復習することが重要です。おおまかな基準として「2×2のルール」を使うのも手です。最初の復習は2日後、2回目の復習は2週間後、そして3回目の復習は2か月後。こうしたインターバルで復習をくり返す。

また、「インターリービング」も、分散学習の効果を後押ししてくれるのです。インターリービングとは、「はさみ込む」「交互に配置する」という意味をもつ語です。一度の練習時間の間に複数のスキルを交互に練習する手法を指します。

ここ数十年の研究によって、1つの技能をマスターするまで同じ練習をくり返すよりも、1つのセッションで複数の内容を学んだほうが上達しやすいことがわかっています。ポイントは、学習する内容を3つに絞ること、時間を均等に割り振ること、1セッションごとに休憩を入れることです。

想起テク③【チャンク化】

想起の3つ目のテクニックは、「チャンク化」です。これは、バラバラの情報を分類・選択し、頭に残りやすい「意味のあるかたまり」に再構成する作業を指します。自分の情報のくくり方によって、チャンク化のパターンは無限に存在する。チャンクを大量に頭に刻み込んでおくと、情報の処理スピードが高速化します。チャンクが無意識下に送り込まれるまで、ひたすら練習をくり返すとよいです。

想起テク④【自己解説】

つづいて、アクティブラーニングの2つ目のポイント、「再言語化」を使いこなすための3つのテクニックを紹介します。「自己解説」「ティーチング・テクニック」「イメージング」です。

まず「自己解説」とは、学んだ内容について自問自答をくり返して理解を深める手法です。具体的には学びたい内容をリスト化する。そのテーマについて、それぞれ「原因(WHY)」「メカニズム(HOW)」に関する質問を自分に投げかける。その後、それらの答えを書き出して、正しいかどうか、確認テストをするのです。この「自己解説」によって、「もうわかった」という錯覚を克服しやすくなります。

想起テク⑤【ティーチング・テクニック】

想起テク③【チャンク化】

「ティーチング・テクニック」は、学んだ内容を他人に説明してみる手法です。他人にうまく説明するためには、自分自身がその内容に関して充分に理解することが求められます。さらには、相手に正しく伝えなければならないというプレッシャーから、勉強のモチベーションも上がります。もちろん、本当に他人に説明しなくてもよいです。他人に「教えるつもり」で勉強するだけでも、効果は得られる。学習の姿勢が能動的になるからです。

また、「10歳児教授法」も再言語化に役立ちます。「この問題を10歳の子どもに伝えるにはどうすればいいか」と考えてみるのです。すると、比喩表現を使う、相手が知っている知識を使うといった工夫をするようになります。これにより、自分の理解力も向上するというわけです。

想起テク⑥【イメージング】

「イメージング」は、何らかのシーンを思い描いて学習を促すテクニックの総称です。イメージの力を使うと、脳が活性化します。

イメージを活用する具体的な手法として、英語の理解力を高めるために開発された「パーソナライズ音読」が挙げられます。英文の主人公を「私」に変換して読むというものです。「パーソナライズ音読」を1日15分ずつ実践した学生は、普通の音読をした学生よりも、文法や内容の理解が10%近く高くなりました。自分の物語に置き換えたほうが、イメージが浮かびやすいのです。その分、理解も進んで記憶の定着も高まっていきます。

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